ちびぞうとわたし

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ちびぞう出産体験記

出産って一人一人違うし、始まってみるまでは自分がどんな出産になるのかわからないので不安で仕方ないですよね。私も臨月の頃は、色んな人の出産体験記を読んでお産に備えていたので、自分も書きたいなと思って、産後の入院中に日記を書き留めてました。でもタイミングを逃して世に出せてなかったので、息子が1歳になったのを機に、その日記を読みながら、出産を振り返って記事にしたいと思います。

背景

予定日を超えても全然陣痛が来ず、1週間以上超えると胎盤の機能が落ちてくる可能性があるので陣痛促進剤を使用して産みましょうとお医者さんに言われ、41週0日で産むことになりました。

入院中の記録

出産前日

19:30 入院。部屋はカジュアルルームが空いていないらしく、空くまではワンランク上のスタンダードルームに無料アップグレードとのことで、部屋に案内される。

20:30頃 NSTつけられる。
21:30頃 内診。まだ子宮口は0.5~1センチしか開いてないらしく、時間がかかりそうと言われた。体温37.5度もあった。風邪ではなさそうやし、部屋が暑くて少し汗ばんでたせいかな。

出産当日

6:30 朝7時頃起こされるとのことだったのに、採血するからとのことで起こされ、体温図っといてのこと。36.8℃。
6:40 体温を伝えて血圧測定。異常無し。採血の前に下着を履き替えてとのこと。産褥パッドの使い方がわからず、袋破った後、本体も袋かと思って破ってしまったw(だって生理用ナプキンよりも大きくてゴワゴワしてるんやもんw)そしてこの日は促進剤打つ人4人もいるらしく、助産師さん大忙し。(そりゃ部屋も埋まるわけやなw)
7:00 助産師さん戻ってきて、採血。そしてそのまま7:15に促進剤の点滴開始。まずは10mlから。点滴するの初めてやからドキドキやし、注射針曲がったみたいやったから焦った。(助産師さんテンパってて焦った。出産立て込んでるのはいいけど落ち着いてくれ~w)点滴打ち始めた瞬間、おなか痛くなった。
7:20 点滴の機械が流量異常でピコピコ鳴ったので、びっくりしてナースコール。機械交換してもらった。色々不安になってきた。

(ここからは部屋で1人で暇やったから、読書しながら、陣痛が来たタイミングで時間をメモしてた。最初は約5分間隔。)
7:31
7:37 
7:40頃 旦那起床
7:41
7:45
7:50
7:53  点滴の量を20mlに追加
7:54
7:55 朝食が運ばれてくる
7:59
8:05
8:10
8:11  朝食を食べ始める
8:17 
8:20頃 リモート立ち会い開始
8:22
8:25
8:27
8:30 朝食完了
8:31
8:34
8:37
8:40
8:43
8:47
8:50
8:54
8:56
8:59
9:03
9:06
9:09
9:13
9:16
9:19
9:22
9:26
9:30
9:33
9:36
9:39
9:42
9:45
9:48
9:51
10:00頃 点滴を30mlに追加
あ、ここから陣痛来た時間のメモが少し途切れてるけど、この後も同じく3分間隔。でも1回あたりの時間が今まで15秒ぐらいだったのが1分ぐらいになる。
10:30 院長が来た。「3分間隔で陣痛来てこんなに苦しいのに、まだ産まれないの?どれぐらいになったら産まれるの?」と思ってたから聞いてみたら、「まだ子宮口あんまり開いてないし、赤ちゃんも下がってきてないし、あと100倍ぐらい痛くなったらかな」と言われ絶望(←100倍?冗談やろ?と思ったけど、後に真実であることを知るw)
しかも、「dダイマーの数値が高い(血液が固まりにくい)ので、今日産まれなかったら明日帝王切開になる」と言われた。その場合は母にも説明聞いてもらわないといけないと言われたので、母に連絡。
点滴を40mlに追加

ここからまた読書しながら陣痛メモ再開!
10:46
10:48
10:51
10:52
10:54
10:56
10:58
11:00
11:02
11:04
11:06
11:08
11:10
11:12
11:15
11:17
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11:21
11:24
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11:28
11:31
11:33
11:35
11:38
11:40
11:42
11:45
11:47
11:49
11:51
11:54

12:00昼食開始
12:00すぎ 院長が来たけど「子宮口2センチしか開いてないし、ごはんバクバク食べれるぐらいやから、帝王切開の可能性が高い」と言われる。

13:00昼食終了
2分間隔で約1分の長さの陣痛が来てるので、昼食時間1時間あったのに、食べては痛みに耐えの繰り返しで実質30分しかなかったから、食器下げに来てくれはった時、キウイ食べてる途中で、急いで飲み込んでなんとか完食!
13:20 助産師さんに、「恐らく今日産まれないので、帝王切開することになるから、説明のためにお母さんに17時に来てもらって」と言われたので、母に電話で頼む(コロナ禍ですぐには病院に入れないので、入口でインターホンを押して15分ぐらいの抗体検査?抗原検査?を受けてから入る旨も伝える)
どうせ明日仕切り直して帝王切開になるんやったら、今陣痛に耐える意味ある?と思いながらも、耐える。
そうこうしてるうちに陣痛が痛すぎて、部屋の中で叫びながら耐えるも、上半身は汗だく、足は冷えて、体力消耗し、意識が朦朧としてくる。
14:20頃 「これぐらいは耐えないといかんのかな?こんなことでナースコールしていいのかな?」と悩みながらも、少なくとも母が来る17時までは耐えないといけないと考えると、できる自信がなかったので「陣痛が痛くて耐えられません」とコール。見てもらうと、「急にお産が進んで、子宮口が7センチ程度開いてる!」と言われ、分娩室の隣の部屋へ移動。
14:30 母に「今日産めそうやから来なくて良い」旨を連絡。電話してる途中にまた陣痛来て叫びまくってたので、母が何か言ってたけど、わかんなかったw用件だけは伝わったからok。
14:40 部屋移動や母との連絡のために旦那との通話を切ってたので、リモート立ち会い再開。体力を振り絞って電話かけたのに、2回もつながらなくて焦ったけど、その後折り返し来て、なんとか出れた。「こっちは力を振り絞って電話かけてるんやから1回で出ろよ、折り返されてもタイミング悪かったら出られへんし、そのまま立ち会えなくなる可能性もあるねんからな」と心の中で怒った。実際に文句を言う体力はないw
15:00頃 子宮口9センチ程開いたので、今分娩室にいる妊婦さんの処置が終わり次第、分娩室に移動すると言われる。助産師さんは分娩中の妊婦さんにかかりっきりなので、放置プレイw
陣痛が来たら、助産師さんに教えてもらった呼吸法「フーフー」or「フーウン、フーウン」を実践しながらひたすら一人で耐える。静かに呼吸できず、陣痛来る度に「フーフー」「フーウン」と叫びながら呼吸を整えてたので、相当うるさかったと思う。
「嘔吐してしまった」とか「破水かもしれない(←ただの尿漏れだった)」とか「いきみたくなりました」とか色々ナースコールしたけど、お産が立て込んでて、来てくれはっても一瞬やったから辛かった。
耐えれないけど、逃げる術がないのでひたすら耐えるしかない。死ぬかと思った。
陣痛が収まった数十秒は毎回意識飛んだりしてたけど、だんだんその間隔も短くなって、ほとんど休憩できなくなってくる。
16:00頃 分娩室に移動。
16:07破水 風船がパンって割れるような音がして、今までの破水もどき(尿漏れ)とは全然違うなと実感w
しかも破水した時誰もいなくて、分娩室に1人ぼっちwスマホの中の旦那に「やばい、破水したみたいやけど誰もおらんw」と報告w

ナースコールも手元になくて遠くに置かれてたので、「すいませーん、破水したみたいです」と自力で叫んで来てもらったw
そこからは、助産師さん2人来てくれて、陣痛来る度にベッドの両側の手すりを思いっきり引っ張りながらいきんで、陣痛が去ったら大きく深呼吸(酸素マスクみたいなのもつけてくれた)の繰り返し。
腰が痛すぎたけど、赤ちゃんの頭が出て来てる感覚があったから、頑張っていきめた!赤ちゃんの頭が出た後は、助産師さんの指示通り「ハーハー」と呼吸してると、いきなり視界に赤ちゃんが!びっくりした!いつの間に出てきたんやwもっと時間かかるのかと覚悟してたけど、分娩は一瞬やった。
16:31出産 産まれた感動より、やっと苦しみから解放されるという安堵が勝る。赤ちゃんと初めて対面した時は咄嗟に「こんにちは」という言葉が出たw
カンガルーケアしたかったはずやのに、出産終わってもおなか痛いし、赤ちゃんを上に乗せてくれるのは嬉しいけどしんどいからやめてくれって感じやったwでもやってみると、かわいすぎるし、やっと会えた喜びでやっぱり嬉しい!助産師さんが、リモート立ち会いの旦那が写ってるスマホのカメラの前にも赤ちゃんを抱っこして見せに行ってくれはった。
  
17:30頃 胎盤を出してもらったり、切れた会陰を縫ってもらったり、子宮収縮剤の点滴を打ってもらったり、体を拭いてもらったり等の後処理が終わり、車イスに乗せてもらって部屋へ戻る。(本来は産む前に会陰切るらしいけど、先生が来るのが間に合わなかったらしいwまぁ放置プレイやったもんなw)
18:00 晩ごはん開始。おなかと縫ってもらった場所が痛くて起き上がれないので、なかなか食べれない。
18:40 意を決して晩ごはん食べようと立ち上がったところで、助産師さんが部屋に来て、書類等の説明が始まる。体温測定37.8℃。
19:00 晩ごはんの食器下げに来られたけど、ちょうど食べ始めようとしたところだったので、後で下げに来てくれはることになった。
19:40 悪露チェック
20:40  トイレで用を足したあと、ウォシュレットできれいにして産褥パッドの交換。
夜は疲れてるのになかなか眠れなかった。

出産翌日

午前中 子宮の戻り具合&悪露チェック
赤ちゃんを部屋に連れてきてくれたので、ミルクをあげてみたけど、吐いてしまってうまく飲めず(産まれる時に羊水飲んでしまったかららしい)
おむつ交換&授乳指導
午後から同室のはずが、まだ吐いてるみたいで、しばらく預かってくれることに。赤ちゃんが泣いたときだけ呼ばれて授乳。
午後も吐いてたので今晩も預かってもらえるとのことだったけど、夕方頃順調になってきたので、同室できることに。
夜中ミルク飲んだ後も泣きまくって、全然寝てくれなかった、、、寝不足。預かってくれてるうちに少しずつでも寝とけばよかったと後悔。

出産2日後

朝ごはんの時、赤ちゃんを預けて、戻ってきて、シャワー浴びようと思ったけど、カジュアルルームが空いたらしく部屋移動。狭くなったけど、その分全てが手の届く位置にあって移動しなくていいので楽で、逆に良い。
そうこうしてるうちに昼ごはんの時間になって、シャワー浴びてからエステ。
その後はディナー食べて、ゆっくりしてから就寝。本来は「旦那さんとフランス料理のペアディナー食べれますよ」的なやつやけど、コロナ禍で面会に来れないので部屋で1人。
そしてこの日の夜もめっちゃ起きた!1時半にミルクあげてから、4時半までずっとおなかすいてたらしく寝なかった。
母乳がなかなか出ずつらい、、、

出産3日後

退院検診。異常無し。
沐浴指導。「難しそうやし、おへその消毒がこわいなぁ」と思った。

出産してから、縫われたお股が痛すぎて便秘やったけど、やっと出た。
お昼ごはんの後、院長との写真撮影。
退院指導。座って話を聞くのがお尻が痛すぎた。
鯛のお祝い膳。毎日ごはんが美味しすぎるし量多すぎる!常におなかいっぱい!
シャワーの後に搾乳。母乳出てないと思ってたけど、意外と15mlでてた!

出産4日後(退院日)

授乳した後、助産師さんに赤ちゃん&帰りの服を預けて、ごはん食べて、精算して、赤ちゃんを迎えに行って、化粧してから部屋で赤ちゃんと記念写真を自撮りして、荷造り。

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コンシェルジュの人が迎えに来て、荷物持っていってもらって、ロビーでまた赤ちゃんと自撮りして、退院手続きして、リムジンで帰宅。
赤ちゃんずっと爆睡したまま実家到着w
母が迎えに来てくれたので、赤ちゃんとおばあちゃんの初対面!一緒に写真撮って帰宅。

感想

出産当日は今までの人生で一番痛く苦しい日でした。読み返してみると、頑張ったなぁ自分!と思います。

出産の痛みってしばらくしたら忘れるっていうけど、1年経っても全然忘れないし、死ぬかと思うぐらい痛かったから、きっと一生忘れない気がします。

でも無事に赤ちゃんを産めたし、入院生活は寝不足やったけど赤ちゃん可愛すぎたし、美味しいもの食べたりエステやリムジン等セレブ気分を味わえたし、良い思い出になった。コロナ禍じゃなかったらもっとよかったやろなぁ~。コロナ流行ってない時にもう1人産みたい!けど産むの痛すぎるから、次産む時は無痛分娩がいいなぁ~!