私は出産を終えて退院してからの数ヶ月、自分以外の大人の目も届くところに赤ちゃんがいた方が安心なので、一日中リビングで赤ちゃんと過ごしていました。でも家族は家にいる時はずっとリビングのテレビを大音量でつけており、赤ちゃんに悪影響を与えているんではないかと心配で、ストレスになっていました。そこでテレビの赤ちゃんへの影響を調べて、対策を行ったのでご紹介します。
テレビの赤ちゃんへの影響
日本小児科学会は、テレビの長時間視聴は、1歳6ヶ月時点における意味のある言葉(有意語)の出現の遅れと関係があること、特に日常やテレビ視聴時に親子の会話が少ない家庭の長時間視聴児で有意語出現が遅れる可能性が高いこと、このようなテレビの影響にほとんどの親が気付いていないことから、「乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴は危険です」と、下記の提言を行っています。
1.2歳以下の子どもには、テレビ・ビデオを長時間見せないようにしましょう。内容や見方によらず、長時間視聴児は言語発達が遅れる危険性が高まります。
2.テレビはつけっぱなしにせず、見たら消しましょう。
3.乳幼児にテレビ・ビデオを一人で見せないようにしましょう。見せるときは親も一緒に歌ったり、子どもの問いかけに応えることが大切です。
4.授乳中や食事中はテレビをつけないようにしましょう。
5.乳幼児にもテレビの適切な使い方を身につけさせましょう。見おわったら消すこと。ビデオは続けて反復視聴しないこと。
6.子ども部屋にはテレビ・ビデオを置かないようにしましょう。
「テレビから電磁波が出てるので危ない」という話も聞いたことがありましたが、調べたところ、電磁波はごく少量なので赤ちゃんへの影響はないようでした。
つまり、テレビをつけておくこと自体は影響はないけど、見せたり聞かせたりするのが赤ちゃんの発達にとって良くないようです。
私が行った対策
家族がテレビを見てる時でも、テレビの画像を見せない、音声をなるべく聞かせないように工夫しました。
テレビが見えない場所で過ごさせるのは、少し工夫すればできましたが、テレビの音のない静かな環境にするためには、必要な物が足りていなかったので、下記の3点を購入しました。
①Bluetooth トランスミッター
大人がテレビを見る時は、テレビにイヤホンを突っ込んで音を聞くのが手っ取り早いのですが、有線だと邪魔なので、Bluetoothで飛ばすことにしました。そのためにトランスミッター(発信機)が必要だったので、これを購入しました。
②ワイヤレスヘッドホン
Bluetoothで飛ばした音声を、ヘッドホンで聞きます。
これで赤ちゃんにテレビの音は聞こえないようになります。
(夜間授乳中も、ヘッドホンしながらだと赤ちゃんを覚醒させることなく、自分がテレビを見たり、スマホでYoutube等の動画を見ることもできました。)
③スピーカー
1人でテレビを見る時はヘッドホンですが、複数名で見る時はスピーカーを利用していました。
スピーカーだと赤ちゃんにもテレビの音は聞こえてしまうのですが、スピーカーを赤ちゃんから遠い所に置けば、大音量じゃないのでだいぶマシです。
(うちの場合はスピーカーを使わないと、赤ちゃんはテレビの近くにいるのにテレビを観てる人は遠くにいるからボリュームを上げないと聞こえないし、結果的に赤ちゃんのいる場所ではテレビの音量が爆音になっていました。)
そして家族にも子供にとってテレビが悪影響であることを理解してもらって、テレビを見る時はヘッドホンかスピーカーで聴いてもらうことにしました。
結果
良かったこと
赤ちゃんが静かな環境で過ごせるようになって、私自身も不安やストレスが軽減されました。
※素人が考える対処法なので、これで赤ちゃんへの悪影響を防げているのかは定かではありませんが、個人的にはかなり改善できた実感があったので、少なくとも自分自身の気は楽になりました。
悪かったこと
普段はBluetoothを接続すると数秒でヘッドホンから音が聞こえるのですが、接続が悪くて数分かかる場合がありました。なので観たい番組がある場合は少し前からスタンバイしています。
まとめ
乳幼児のテレビ視聴は言語発達や社会性に悪影響を及ぼす可能性があるため、2歳以下の子供にはテレビやビデオを長時間見せない方が良いとのことです。しかし、自分が子供にテレビを見せたくないと思っていても家族がテレビを見たい場合もあるので、家族と話し合ってテレビとの関わり方を考えていけるといいですね。